小樽天狗山スキー場(おたるてんぐやまスキーじょう)は、北海道小樽市に位置するスキー場です。経営は北海道中央バス子会社の中央バス観光商事です。北海道で最初にリフトが架けられたスキー場として有名です。
天狗山は小樽港のすぐ後ろに位置する標高532mの山で、山頂からは小樽市街や港、日本海が一望できます。
また天狗山は、北海道におけるスキー発祥の地とされており、山頂にはスキー資料館も設置されていて、市内の学校がスキー学習で利用するなど、開設以来多くの市民に親しまれています。また、スキー国体も開催されており、多くのオリンピック選手も輩出しています。
かつてはジャンプ台も設けられていましたが、老朽化により廃止されました。
コースは、数多くの有名選手が育った環境というだけあって、手強いコースが多いです。FIS公認の旧コースは、出だしからコブのきつい38度の急斜面が現れ、かなり手ごわい。多くの名選手を育て上げたゲレンデは、海に飛び込むような感覚を味わえるダウンヒルもあり最高です。新コースは40度の壁が待ち受ける深雪コブ斜面。中間からは圧雪されて中級者もなんとか滑りやすい。最大42度という驚異の壁があるのはダイナミックコース。
初級者やファミリー向けは、山頂に緩斜面のファミリーコースがあります。
また、山頂レストハウスにある、「鼻なで天狗さん」は、鼻をなでると願いが叶うということで有名です。